目の周りの毛が黒く変色しているわんちゃんを見た事ありませんか?
それは流涙症とも言われており、涙の量が異常に多い症状の事を言います。犬の涙にあるポルフィリンという成分が太陽の光によって変色する性質があるため、黒くなっているのです。
特に白色の犬の場合、茶色く目立ったり、悪臭もしたり、気になるわけですね。
流涙症の原因として次の要因が主に考えられます。
1)異物が目に入っているなどで目を刺激するものがある場合
2)食事
3)鼻涙管(涙が抜け出る通路)が詰まっている時
4)目に何らかの疾患がある場合
トイプードルや、マルチーズなどの犬種で流涙症が多く見られますが、トイプードルの場合は、鼻涙管が詰まりやすい犬種としても知られています。
また、質の悪い肉が原材料に使われたドッグフードですと、消化吸収率が悪くなり、老廃物を体外に排出できない事が原因で、鼻涙管や涙小管が詰まってしまう事もあるようです。
目の周りの毛が目に入らないようにカットしたり、食事を良質の物に変えてみたり、1)、2)のようにご自身で対応できるところもありますが、改善が見られない場合には、病院で受診してみましょう。
また、涙焼けは、細菌やカビによってより黒く変色したり、悪臭が出たりもしますので、原因を把握して的確に対処すると共に、濡れたコットンのようなもので、日常的によく拭いてあげるのも良いでしょう。