いぬのともだちのペットホテルや幼稚園などでご相談されるお客様の中で、愛犬が時々嘔吐をするという話を多々お聞きしますが、詳細をヒヤリングすると、カリカリのドッグフードを食べさせているケースが多く見られます。
カリカリのドッグフードを食べさせていると、わんちゃんが食事前に空腹時嘔吐をする傾向がありますが、これは体の消化メカニズムによる影響です。当然、空腹時嘔吐は胃液が食道を遡る事になりますから、逆流性食道炎になったりなど、体には良くないので解決しなければいけない問題です。
ドライフードの場合、体は消化のためにいつもより多くの胃液が分泌します。特に一定のタイミングで食事をしていると、体はそのタイミングを覚え、食事のタイミングになると、食べ物が入ってくる事を想定し、胃液の分泌をし始めるのです。この時に、必要以上に多く分泌される胃液のためにお腹がムカムカしたり気持ち悪くなるので、その原因となる胃液を嘔吐する事で体外に出してしまうのです。そのため、カリカリのドッグフードをお湯などでふやかしてから食べさせると、この問題は大概改善されます。
しかし、ウェットフードにも１つ懸念があります。ウェットフードは食べかすが歯に付きやすく、プラーク（その約24時間ほどで歯石へ進行）になりやすいので、ドライフードを食べさせている時よりも歯磨きを心がけて行ってあげる必要があります。特に犬の場合、奥歯には歯ブラシが届きにくく、かつ人間の歯と違って、ギザギザな形をしているので、尚歯磨きが難しくなります。
そのため、いぬのともだちでは、良い所取りで、1日に1回（多くても2回）の食事で、お湯などでふやかしたフードを食べさせる事をお勧めしています。
※ とはいえ、ベストオプションは栄養バランスの取れた（生）食で、食事後はちゃんと歯磨きを行う事です！
いぬのともだちではわんちゃんの無料しつけ相談も承っておりますので、気軽にお問合せくださいませ。
